じゃがいもに含まれるカリウムは腎臓病にどう影響するのか
腎臓病の食事療法ではカリウムを制限することがとても大切です。
じゃがいもなど、普段何気なく食べている食材のカリウム量などはどのくらいなのでしょうか。
料理のコツや、注意すべきポイントについてご説明いたします。
【腎臓病の食事制限】
身体の老廃物を体外に排泄するための、人間にとって重要な臓器である腎臓は、なんらかの症状があらわれて、はじめて機能の低下が判明することが多くあります。
腎臓病にも種類があり、また、重さによってステージが分かれてきます。
ステージによっては、栄養素のひとつ、カリウムの制限を厳しく行うように、食事制限の必要が生じてきます。
【カリウムとは】
神経に情報を伝達させ、筋肉を動かすといった、身体を動かす電解質と呼ばれるミネラルのひとつが、カリウムです。
カリウムは、野菜や果物、じゃがいもなどに含まれていて、尿中に塩分を出しやすくするというはたらきがあります。
そのため、身体にとって良い成分であるというイメージが強いミネラルです。
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【腎臓病の場合】
正常な腎機能を有していれば、カリウムを摂取すると、塩分が排出されやすくなります。
高血圧の予防としてもおすすめできるミネラルです。
しかし、腎臓の機能が低下をしている場合には、機能が衰えているために、塩分は十分に排泄されない上に、身体の中に溜まって行くことになります。
【腎臓病のじゃがいもの制限の理由】
腎臓病の方にとっては、カリウムが溜まり過ぎてしまうことにより、不整脈が出たり、しびれや、脱力などの症状が現れます。
カリウムが多い食品の代表的なものがじゃがいもです。
中でもじゃがいもを揚げた料理や、市販のフライドポテト、じゃがいも料理などは避けるようにしましょう。
じゃがいもなどを家で調理する際は、茹でこぼすことや、水にさらすことで、減らすことが可能です。
腎臓病の方にとって不整脈は、時として心臓の機能が止まることもあるので、厳しい制限が必要なのです。
じゃがいもなどを、どうしても食べたい時は自宅で調理をするのがおすすめです。
栄養士など専門家の指導を受けるようにしましょう。
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