腎臓病が遺伝する確率はどのくらい
病気には遺伝性のものがありますが、腎臓病にも遺伝的要素がある病気があります。
多発性膿疱腎などが有名ですが、このほかにも腎臓組織に障害を起こす病気があります。
腎臓は身体に必要のない物を排除する働きを持っている重要な臓器なので病気について理解しておきましょう。
【腎臓病に遺伝的要素はあるの？】
病気によっては遺伝的要素がかなり強いものがありますが、腎臓病はどうなのでしょうか。
腎臓疾患にもいろいろな種類がありますが、その中でも遺伝の確率があるものとして、多発性膿疱腎が有名です。
腎臓に膿疱という水分が溜まっている袋がたくさんできてしまう病気です。
しかしあるポート症候群という腎臓の糸球体の形成以上から尿の中に血液やタンパクが出る病気もご両親から受け継ぐ可能性があります。
【全身が主な腎臓傷害、腎臓障害によって全身的異常がある病気】
多発性膿疱腎やあるポート症候群は腎臓の病気がもとで全身に様々な異常が出てきますが、全身に症状が出る病気の中に、腎臓の症状が出てくる病気もあります。
様々な臓器に良性の腫瘍ができる結節性硬化症、手足の痛みなどのほかに臓器に様々な傷害が起るファブリ病も遺伝的要素がある病気です。
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【親から受け継ぐ確率の腎臓病「多発性膿疱腎」】
遺伝の確率が高い多発膿疱腎があります。
両方の腎臓に水分を保つ膿疱ができて大きくなり腎臓の機能が落ちていきます。
この原因となるのは、尿細管の太さを調節するPKD遺伝子の異常です。
成人になってから発症することが多く、一般的に70歳以降、約半数の方が透析治療を必要としています。
合併症として高血圧、肝膿疱等も見られます。
【腎臓病の一種である多発性膿疱腎が受け継がれる確率は？】
常染色体優性遺伝であるこの病気については男女による差がなく、親御さんがこの病気を持っている場合、50%の確率でお子さんもこの病気になるといわれています。
ただ家族に病気の方がいなくても突然発症することもあり、またこうした疾患には珍しく発症が遅いという特徴も持っています。
腎臓病の中でも親御さんなどのご家族から受け継ぐ確率の高い病気、多発性膿疱腎のような腎臓病もありますし、またこれほど高い確率ではなくても受け継ぐ病気があります。
親御さんが腎臓病だった場合、自分も発症する可能性あると考え、腎臓を日頃からいたわる事が必要です。
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