腎臓病 症状 痛み

腎臓病で痛みの症状が出た時の対処法

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腎臓病にかかると様々な症状が表れますが、その中で痛みが出る場合もあります。
ここでは、腎臓病で痛みが出た時の原因を紹介します。

 

 

【腎臓の働きと腎臓病】
腎臓はそら豆のような形をした握りこぶしほどの大きさの臓器で、腰のあたりに二つあります。
血液中から余分な水分や老廃物をこしとって尿を生成するなど、人体の体液の恒常性を維持するための大事な役割を担っています。

 

 

腎臓病にかかると腎臓の働きが悪くなり、その原因や症状も異なります。
腎臓病が進行すると腎不全という状態になり、病状が急激に表れる急性腎不全と、長い年月をかけてゆっくり進行していく慢性腎不全とに分かれます。
急性のものは腎臓の機能の回復が見込めますが、慢性のものは失った腎機能の回復が見込めないことが多くあります。
腎臓病の初期段階では、自覚症状はほとんどありません。
病気が進行すると、尿の出に異常が表れたり、むくみ、息切れ、倦怠感といった症状が表れます。

 

 

【腎臓が痛む原因】
腎臓は横隔膜の下の背中側にあります。
そのため、背中や腰の痛みだと思っていたら実は腎臓が痛んでいた、という場合もあります。
腎臓の痛みは、腎臓を囲っている腎被膜という膜が引き伸ばされて起こります。
腎臓が何らかの原因によって腫れることで腎被膜が圧迫され、それが痛みとして感じるようになります。

 

 

尿道に結石が出来る尿管結石や尿道が狭くなる尿道狭窄、尿管に出来た腫瘍などが原因で、尿の流れが悪くなって腎臓側に尿が過剰に溜まる状態になると、腎臓付近の内圧が上昇して痛みが起こります。
また腎臓がんでも痛みが起こります。
腎臓がんによっても尿管がふさがるため、腎臓内の圧力の高まりによって痛みが生じます。

 

 

他にも腎臓の血管が詰まる腎梗塞、腎臓が下垂する遊走腎、糖尿病などによっても腎臓が痛むことがあります。

 

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【腎臓付近が痛んだら】
腎臓が痛む症状の原因は、様々な病気が考えられます。
また痛む箇所が腎臓なのか背中なのかの判別も、簡単にはできません。
痛みと一緒に尿の排出に異常を感じたり、貧血や立ちくらみ、むくみ、倦怠感、息切れといった腎臓病特有の症状が表れたら、腎臓の機能低下を疑ってみましょう。
まずは原因を特定するために泌尿器科を受診することをおすすめします。

 

 

腎臓は物言わぬ臓器とも言われているほど初期症状が表れにくく、腎臓の病気の発見が遅れがちになります。
血圧や尿の検査を受けることで、腎臓の異常がわかることもあります。
早期発見に努めましょう。

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