慢性腎臓病と慢性腎不全の違いを知ろう
腎臓の疾患にはさまざまなものがありますが、慢性腎臓病の進行が進むと慢性腎不全という状態になります。
腎臓の機能が急激に低下する場合には急性、数カ月くらいから数十年かけて悪くなっていくことを慢性腎不全といいます。
【慢性腎臓病と慢性腎不全の違いとは】
慢性腎臓病の方は食事療法や薬物療法などを行い、生活改善を行っていくことで生活を維持できますが、これが進行し慢性腎不全となるとその先に透析が見えてきます。
勿論、慢性腎不全の状態が進行しないように治療、生活習慣を規則正しくするなどで維持されている方もいますが、進行を止めることがとても難しくなります。
失われた機能は二度と回復しない腎臓に疾患を持つということは非常に厳しい事で、生活にも大きく影響し、その先に透析を行わなければならない可能性も出てくるので、腎臓病と腎不全の違いは大きいのです。
【急性腎不全と慢性腎不全の違いとは】
慢性腎不全の場合、数カ月から数十年という長い期間をかけて腎臓の働きが悪くなっていくもので、急性腎不全と比較すると予後が大きく違うことがあります。
急性の場合は適切に治療をおこなうことで腎臓の機能が急激に悪化した状態を取り除くことが出来れば、腎臓の機能が次第に回復していくことがあります。
慢性の場合には心不全の進行に伴い、腎臓の機能が「徐々に失われて」しまうので回復が見込めないのです。
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【慢性腎臓病から腎不全に移行しないようにすることが重要】
慢性腎臓病をそのまま治療せずにいれば長い期間をかけて徐々に腎臓が弱まり、腎不全に移行します。
慢性の場合には急性と違い少しずつ進行するので症状が急激に出ることがなく、放っておいても大丈夫と思ってしまう方もいるのです。
しかし実際には機能が壊れていくため、慢性の場合には回復が見込めず、最終的に透析治療となる事が多いのです。
【急性と慢性腎臓病の症状の違いを理解する】
急性の場合、急に尿の出が悪くなる、また全くでない状態になり苦しいです。
慢性の場合には腎機能低下が軽く徐々に進むので症状を感じません。
ただ症状が進行し末期状態となっていくと、尿量が多くなり、目の周囲、足の周囲の異常なむくみ、疲労、息切れ、皮膚のかゆみなどが出てきます。
この違いを理解し、慢性の場合は継続的に治療を必ず受けていくことが必要なのです。
慢性腎臓病も慢性腎不全も両方とも腎臓がまいってしまう状態です。
腎不全から透析となれば社会生活にも支障が出ますし、水分摂取制限なども必要です。
生活が大きく変わってしまうので、腎不全になった場合の違い等も理解しておくべきでしょう。
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